「ルパン三世 カリオストロの城」MX4D版が1月20日から期間限定公開

宮崎駿の初映画監督作品であり、かのサーヤこと清子内親王(結婚して黒田清子さん)も憧れたヒロイン・クラリスを生み出した「ルパン三世 カリオストロの城」が、原作誕生50周年を記念してMX4D版となって公開される。映像のベースは2014年のデジタルリマスター版で、さらにフィルムの汚れを除去した上で、音声のノイズを取り除いて5.1ch化。

クラリス役の島本須美さんは「特にカーチェイスのシーンは臨場感があって、印象に残りました。口を開けて観ていたら、水しぶきが口の中に入ってしまいましたので、口を閉じてご覧下さい(笑)。私は特にルパンが屋根をビュンビュンと高跳びするシーンが好きなのですが、とても動きが合っていた気がしました。初公開から38年経って改めて自分の演技を聞くと反省モードに入ってしまいますね。男性の中で理想の女性がクラリスというのはわかるような気がします。」とコメント。ご自身でも納得のヒロイン力と。

そしてアニメーターの友永和秀さんからもコメント。「最初は半信半疑で観始めたのですが、特に時計塔のシーンは臨場感があって良かったです。大画面で観ればさらに臨場感が出るのでしょうね。動きにメリハリをつけているのはいいと思います。今後は演出の人もMX4D(R)の動きも計算に入れて考えないといけなくなるかもしれないですね。『カリオストロの城』はカメラが固定ですが、最近のアニメのように手ぶれのシーンがあると動きが付けられて面白いかも。」

左:島本さん、右:友永さん。

正直、MX4Dは体感型上映ということもあって落ち着いて映像見てられないので、ストーリーそっちのけのアクションものならともかく、この手の作品に本当に合うのかは疑問……。ただ、「デジタルリマスターのリマスター版」自体には興味がある。デジタルリマスター版でも相当きれいだったが、さらに上になってるのだろうか。4D抜きで、それを公開してくれませんか?2200円でもいいよ?

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