のほほん

「ぽえむ」を書いていた31期生の「のほほん」です。

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    甲鉄城のカバネリの新作が2018年に登場!!(アニメとは言っていない)

      まさに年末の12/31よりTV版の総集編である劇場版が公開される「甲鉄城のカバネリ」ですが、先日、You Tubeのノイタミナ公式チャンネルにて1本の動画が公開されました。 甲鉄城のカバネリ新作発表PV – YouTube 動画の前半は劇場版のトレーラーとなっているのですが、後半には今後の怒涛とも呼べる展開が告知されています。まとめると、 劇場版の入場者プレゼントとして後日談のドラマCD「時雨の夢(前編・後編)」を配布。 DMMゲームズから2017年冬にゲーム化! そして、2018年に新作制作!! ……大変気になるのは、「新作」とは言っているが「アニメ」とは一言も書かれていない点。しかし、普通に考えれば、ドラマCDでもゲームでもない何か、と考えられ、劇場版アニメもしくはTVシリーズ第二期の可能性が濃厚。劇場版の可能性の方がやや高いかもしれません。 「カバネリ」は視聴者が期待していたのは無名ちゃんとゾンビのバトル、すなわちエロス&バイオレンスでああったのに対し、監督が描きたかったのは生駒と美馬、男と男の魂をかけての対立であったという、大きな溝が出来た作品だったと思います。以下の劇場版ポスターを見れば、監督が何に主眼を置いているかがよくわかります。カバネリなんて欠片も描かれていませんね。あれは舞台装置あるいは書割だったというわけです。無名ちゃんですらただの賑やかしです。。 紹介した動画のラストは、主人公・生駒の「今こそ俺は俺の誇れる俺になるんだああああ!!」という熱い叫びで締めくくられています。これは、荒木哲郎監督の魂の叫びに聞こえました。この新作で、荒木監督は荒木監督の誇れる荒木監督になるのか!?見逃すことの出来ない一作になるでしょう。

    ネトウヨにとってキムチを食べるのはタブーであるとWikipediaに書かれる

    [stag_dropcap font_size=”50px” style=”normal”]こ[/stag_dropcap]んにちは、のほほんです。Wikipedia大好きです。時々、仕事をしている時間よりもWikipediaを読んでいる時間のほうが長かったりします。子どもの頃から百科事典を読むのが大好きだったので、三つ子の魂百まで変わらず、という奴のようです。どちらかと言うと理系の記事を読むことのほうが多いのですが、今日は「食のタブー」という面白そうな記事を発見。がっつり読みました。 [stag_dropcap font_size=”50px” style=”normal”]タ[/stag_dropcap]ブーとは「禁忌」とも訳されますが、要は「やってはいけないこと」で、文化ごとに様々なタブーが存在します。余談ですが、タブーについての古典的考察としてはフレイザーの『金枝篇』がお薦めです。聖なるものと邪なるものは表裏一体であり、どちらもタブーであるということがよくわかります。……なんて偉そうに言っていますが、私も「交響詩篇エウレカセブン」というアニメで、デューイ中佐というキャラがこの『金枝篇』を愛読していたので、気になって岩波文庫で揃えた口ですけどね(笑)。しかし、きっかけはどうあれ、本を読むのはいいこと。博学趣味には最適というか、間違いなく満足できる一冊ですし、呪術の分類などは今でも民俗学の基礎とされている名著です。かく言う私も、言語学の博士論文を書く時に、非常に参考になりました。(身バレしない程度に書くと、世界中の民族の風習を集めて導き出された法則ということは、すなわち人類に共通する「ものの見方」を反映していると考えられる、ということ)時間のある学生のうちに、ぜひ。 [stag_dropcap font_size=”50px” style=”squared”]閑[/stag_dropcap]話休題。その金枝篇ほどではないですが、上述の食のタブーの記事も、あらゆる事例を集め、なかなかの読み応え。イスラム教徒が豚を食べない理由とか、西洋人が鯨を食べることに反対する根本的な理由(知能がどうとかではない)が紹介されています。まあ、過去からある風習の本当の起源というものは突き止めるのが困難なので、説の1つとしてみるべきですが。ところがところが、終盤に差し掛かったところで目を疑うような記述が……! 厳格なネトウヨ教徒(ネット右翼)も在日認定を怖れるあまりにキムチを避けることがある。 それタブーなのかー、とかネトウヨって宗教だったのかー、とか色々ありますが、むしろ「お前は何を言っているんだ」状態。民族学的なタブーとは並ぶべくもない戯言です。だからそういうのは便所の落書きでやれと。ちなみに私の考えでは、ネトウヨ(ネット右翼)は宗教とは呼べません。行動様式が規定されないので。敢えて言うなら病理ですが、それも中立性に欠けるので、むしろ「性格」に近いと考えています。ただし、もしネット右翼がキムチを避けるというのが本当だとすれば、”一種の”タブーと言えるかもしれません。ただ、タブーとは本来、文化的に受け継がれるものであるため、大人になってから避けるのはダイエットのために糖質制限をすることに近いといえるでしょう。 [stag_dropcap font_size=”50px” style=”normal”]こ[/stag_dropcap]んなことを書いたのは一体誰なのか、ネトウヨ教徒という蔑称から、ネトウヨではなさそうですが……。Wikipediaでは魚拓がとれない代わりに、編集の記録がずっと保存されます。改変の時期はすぐに見つかりました。 https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%A3%9F%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC&diff=59922036&oldid=59762957 日時は2016年6月1日で確定。今日が7月9日なので1ヶ月以上も放置されていることになりますね。記事の前の方にいたずらをすれば、すぐに気づかれ、修正されますが、長い記事の後ろの方をちょろっと変えるいたずらは修正されにくい、という例だと言えそうです。ちなみに当然のごとく匿名のアカウント。このIPから編集された記事は他にありませんでした。IPひろばによれば、横浜市からのアクセスということまではわかりましたが、それ以上は不明です。

    【レビュー】毒も喰らう,栄養も喰らう,刃牙ドリンクも喰らう!

    前口上 いんすもすなるれびゅうといふものをのほほんもしてみむとてするなり。 ……この記事を書いている31期生ののほほんは,基本的にレビューだとか何かの紹介だとかは書いたことがない。 これまでに書いた文章はおそらく数千を超えるだろうが,何かの紹介記事を書こうと思ったことはほとんどなく,おそらくそれは,外的世界に存在する何かを他者に伝えるということが,私という人間の本質ではないということなのだろう。 では,私の本質とは何かと言うと,おそらくそれを表すのに相応しい語は「物語」である。 「ぽえむ」に始まり,小説も,旅行記も,はたまた本業の論文に至るまで,私は「物語」を書くことに特化していると自己認識する。 「物語」の定義は難しいが,私にとってのそれは,「問題の発生」「その解決」という展開を含むものと定義できる。 個人的な体験であれ,空想の産物であれ,社会における問題であれ,私は三十年近く,このフォーマットに従って文章を書いてきたのだ。 よってINSの主力商品(あ,これメタファーだからね)のレビューを私は書いたことがなかった。 しかし,逆に言えば,物語のフォーマットであるならば,私にもレビューが書けるということである。 そう,事件は起こったのだ……。(ほらね,どうしても物語になっちゃう。) 発端 そもそもこの発端をいつまで遡ればいいのかというと,おそらく2015年のs-ins.net新年会である。 これは,私達31期生を中心とするメンバー(この年,1人だけでも超高校級の才能を持つオタクが,野球チームが作れるぐらい総帥の元に集結した。まさにキセキの世代)が年に数回開いている会合であり,そのトークの濃さに匹敵するものを私は他に知らない。で,17時間ぐらいアニメ鑑賞をしてお開き,となった時にメンバーの虚式(こしき)がそっと私に紙袋を手渡してくれたのだ。 忘却の旋律DVD-BOX 正直,こんな紙袋をもらったことがある人間は世界でも私だけじゃないかというほどレアなエクスペリエンス。 そのあまりの唐突さに,なんかこう,瞬間的に心から「ありがとう!」と言えず,「お,おう,サンクス」ぐらいの反応になってしまった私を責めることができる人は多分あんまり多くない。 いや,実際面白くて堪能できたのだけど。「スタードライバー 輝きのタクト」のスタッフの作品で,「鳴り響け!僕のメロス!」と言いながら弓矢でロボットと戦う少年少女の物語である。 言葉では言い表せない魅力があるのだが,一番気に入ったのは,最終回の手前で敵の作戦が成功した時,主人公たちがカラオケボックスの中で延々と敵がドヤ顔で戦略を語るのを聞かされるシーン,と言っておこう。(とにかくそういう奇抜な演出が映える作品) で,これを頑張って走破(アニメオタク用語で,ブルーレイなどを1話から最終話まで全て見ること)したので,返却のついでに飲み会もしようと画策。ちなみにこの飲み会も例によって無茶苦茶濃かったので,一部をこちらで記事にしておいた。 s-ins.net プチOFF会報告 2015年春 わざわざ返却にかこつけて,飲み会をしたのは,一つはやはり彼等との会話が本当に楽しいからというのもあるのだけれど,もう一つは,虚式がまた何か面白いものを貸してくれるんじゃないかという下心もあったわけ。 そしたら宴もたけなわという時にまた虚式がカバンから何かを取り出すじゃあないか!――計画通り!! 刃牙ドリンク 現れい出たるは週刊少年チャンピオンで看板をはる格闘技漫画「バキ」の絵が書かれた正体譜面のドリンク。そのあまりの唐突さに,なんかこう,瞬間的に心から「ありがとう!」と言えず,「お,おう……おう?」ぐらいの反応になってしまった私を責めることができる人は多分あんまり多くない。…

    独断と偏見で選ぶ,メシがウマイ国・マズイ国ランキング

    前口上 初カキコ、ども。 俺みたいに30すぎて書き込み始めるOBOG、他に、いますかっていねーか、はは 今日の職場での会話 これは○○部の管轄では?、とか、大至急連絡願いますとか、 ま、それが普通ですわな。 かたや俺は電子の海峡で、流れる文字を見て、草を生やすんわ。 「wwwwww」    中二病?それ、褒め言葉ね 好きな言葉 メメント・モリ 尊敬する人間 アカギ(イカサマ行為はNO) なんつってる間にも上司から会議の招集っすよ、あ~あ、中年の辛いところね、これ。 ……おふざけはこれぐらいにして。 31期生ののほほんです。 うん、酷いね、酷すぎる。何が酷いって、上の改変コピペがのほほんという人間の描写として当たらずとも遠からずということだ。 私が10代の頃、2ちゃんねるで読んだ最も衝撃的なカキコが 「お前ら、大人になったら考え方も変わると思ってるだろ?そうじゃないんだ、今のお前らの頭のまんまでおっさんになっていくんだよ」 という30代のおっさんが書いたもので、 「絶対にそんな大人になったりしない(キリッ」とか思ったものの、10年を経過してみれば「大人にはなれなかったよ……」という現実が待っている。 報道部のみなさん、OBOGのみなさんもきっとそうなる。 しかし、そうは言っても、人間成長もできるし、経験も積める。 私も一応社会人としての側面は持っている。 そして、報道部出身のカルマと言うべきか,ちょっと普通の人間とは違う経験もしてきたと思う。 (業界でベストセラーの本を書くとか) その一旦として、これまで色々な国に行ってきた経験を語ってみようと思う。…