この闇鍋を食べる者は一切の希望を捨てよ、千里高校報道部同窓会2015年度忘年会全記録写真集
事の起こりは12月2日(水)に送ったオレのメール、件名「12月20日(日)に忘年会」、本文「しませんか、と。カレンダーを見る限りそのあたりしか空けられる日程がないため。」という何気ないやり取りから始まってしまったのだ。
「いいですね!その日なら予定空いてます!」
「自分はその日、というより休日ならいつでも空いてるので大丈夫です。行きます。」
「参加します!」
「参加します」
「参加しまーす!」
などなどの参加表明が続々と集まる中、さまざまな店が候補に挙げられていき、このままでは12月20日(日)までに予約できないため、Googleフォームでアンケートが行われることになった。この時点で、オレがなにげなーく、「ああ、闇鍋とかもいるんじゃね?」と言ったところ、「そうですね!追加しておきます!」ということで、なぜか選択肢に「闇鍋」が追加されてしまうという大きなミスが発生。オレはもちろん闇鍋に投票したが、それはあくまでも「闇鍋に投票するヤツなんていないだろう、HAHAHA!」というもので、まさか決選投票の結果、これに決まってしまうとは……。
で、闇鍋に決まった責任&闇鍋経験者として、以下のルールが設定された。
○最低限のルール
・ベースとなるダシは豆乳(豆乳でなくとも、中身が見えない濁ったスープである必要がある)
→見えていると楽しみが半減するからな!
・食べ物であること
→食べ物でないと闇鍋にならないからな!
・溶けたりダシが多量に出たりして全体に味が広がらないもの(チョコや飴などはNG)
→溶けるとわけわからん状態になるからな!
・大きい物は小さく切ってから持ってくる、または新本社で小さく切ること(ごろごろしていると、何が入っているかすぐに分かるため)
→巨大すぎると食べにくい&箸でつかめないとやばいからな!
・各自、ネタ食品と真面目食品を最低1種類ずつ持ってくること(全部ネタだと食べる気が失せるため)
→闇鍋だけだと心がすさむからな!
そして12月20日(日)、以下のようなスケジュールで闇鍋が決行されることとなったのであった、まる。
闇鍋開始:18:00~
準備などなど:(17:00~)
当日買い出しする人:(16:00~)
わちゃわちゃしたい人:15時ぐらいには開けるのでそれ以降なら。
で、コンロや鍋も持ってきてもらい、全部並べたのがコレ。左がライトサイドで、右がダークサイド。
ブロッコリーは汁がからんで実によいな!あとなにげなくオクラが混じっていて、さらに粘性を高めようという心意気を感じる。
「ただの肉では面白くないだろう」ということでオレが持ってきたのはコレ、ラム肉!骨からいろいろうまみが出て、みんなの不気味食材を中和してくれるはず!においは気にするな、オレは一向に気にならん!
エビシューマイ、うん、これもダシがしみしみして、きっといい感じになるだろう
ミニトマト、確かに鍋には入れないような気がするが、トマト鍋というのも最近はあるので、イケるかもしれないし、組み合わせによっては化けるかもしれない
これだけだとハズレばかりでやばすぎるので、ちゃんと当たり食材としてちゃんこ鍋セットも。
おおっと、ここへ物議を醸すこと100%のパイナップル選手がフィリピンから入場だァァァァアアアア!誰だ!こんなのを持ってきたのは!ここは酢豚鍋じゃねーっつーの!
クリームパンとあんパンも颯爽登場!中身も甘いし、パン部分が汁を吸うはずだし、これはいけない!
で、これらを入れる鍋のベースはコーンスープ。中身は見えないし、このスープならきっとなんでも受け入れてくれるはず。
そこへシメのラーメンはオレだ!というような顔をしてベビスタラーメンが降臨
ふぅー、こんなのばかり見ていると気が滅入るので、ライトサイドも見ておくか。ウズラの卵、うまそげ。
既に絶望的な様相をしている闇鍋はさらに3回ぐらい変形を残しているようで、その隣では着々と菓子パンやチーズが出番を待っているではないか。
あふれでそうだ、もうだめだ、WARNING!WARNING!
何か、いけない色の汁が、グットゥグットゥと、封印を破ろうともがいているわけですな。
(……きこえますか…きこえますか…同窓会の…みなさん… 総帥です… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…年末は…普通の鍋を…食べている場合では…ありません…あなたが…食べる…鍋は…尋常では…ありません…闇です…闇を…食べるのです…闇を鍋るのです…)
場を支配するわけのわからないオーラの中、ついに勇者降臨、先陣を切って突撃
と思うかもしれないが、そんなことはない。組み合わせによって、狂気とも快楽とも付かぬ、意味不明摩訶不思議な味わいが口中から喉、そして胃や臓物へと染み渡っていき、シグルイみたいな形相を浮かべて悶絶する輩があちこちにタユタッテイルノダ
もうダメ。鍋の味の感想はこの記事直下のコメント欄で、参加者からの歴史的証言があるはずなので、そちらでご確認くださいますようお願い申し上げます。
ライトサイドへ移行。このとき、一口食べるだけで参加者の眼からは怒濤のごとく感謝の涙があふれでたのは、もはや言うまでもないぐらい、至極当然のことであった。
で、闇鍋で汚れたココロを洗い清めた後、街コロでバトル。「麦だ!麦王が来たぞ!」などの名言が多数飛び出す熱戦が繰り広げられたのであった。
シメは白湯スープ餃子でうどん、これがめちゃくちゃうまい。どう考えてもおかしいぐらい旨い。闇鍋、その真価とは、普通の鍋がこの世のものとは思えないほどの美味に昇華されるという点にあるのではないだろふか。
というようなことを、枯山水をプレイしながら徳を積んでは崩し、崩しては積み上げる「業(カルマ)」の深い様を見ながら、感じ入ったのでありましたとさ。
なお、スーパーマリオメーカーで有野課長を煽りに使うというとんでもないステージを作った同窓会メンバーは今すぐ土下座するように。
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では,各食材の評価などを。
・パイナップル先輩:黄金の闇鍋における一服の清涼剤
絶対にマズイと思われていたのだが,予想に反して完全に正解だった。なんていうかパイナップルはどんなときにもパイナップルの味なのだ。
つまり,他の食材でダメージを受けた舌を癒やしてくれる存在としてなくてはならない活躍をしてくれた。
伊達に今回の食材の中で唯一プリキュアに出演してはいない,ということか。
ちなみにパイン投入時,テーブルの上にバナナもあったので,
「ん?そのバナナも入れる?」
「いや,これはただの飾りですよ」
「いやー,キュアバナナとかあってもおかしくないやろ」
「駄目でしょう,キュアバナナは!完全に大きなお友達向けになるじゃないですか!」
というやりとりがあった。
・プチシュークリーム:戦犯その1
悪臭がただよい出したのはだいたいこいつらが入ってからで,「だいたいこいつのせい」。
というか個人的にクリームが苦手なので,大戦犯と言ってもいい。今思い出しただけでも吐き気がこみ上げてくる。
後これ,明らかに量が多すぎただろ……。
・あんパン&クリームパン
ただし,シュークリームはこの魔の液体の中では容易に破裂,クリームは流れでたのである。では,その流れでたクリームの行き着く先は……?それがこのこのパン素材である。というか他にも流れだした諸々の「よくないもの」を全て吸収,魔女化一歩手前のおぞましき存在に。なお,あんパンもあったはずなのだが,クリームの物量の前に完全に空気と化していた。
・ハリボー君:空気
投下されたはずなのだが,跡形もなく,消滅。「あいつはもう消した!」
・カルパス先生:???
そう言えばこれだけ食べていないような気が……
・プチトマト:個人差
これは好みが別れる所。マズイ!と合わない人もいるだろうが,ポトフなどにはトマトやプチトマトを入れるのはよくあることなのだ。レギュムの魔術師が作ったらきっと上手く感じるはず。私は全然オーケー。
・骨付きラム肉:作戦勝ち
本来なら匂いが気になるラム肉も,換気が必要なほどの悪臭の中で,全くに匂いを気にせずに食べられます!料理漫画でも「その手があったか!」と審査委員に言わしめるほどのテクニックが冴え渡った上,なんかブルーチーズがうまい具合に絡み合ったところは非常においしく食べられたらしい。ただ,シュークリームがうまい具合に絡みあったところは,如何に形容すべきか。
・エビシューマイ:可もなく不可もなく
・ブロッコリー:濃縮された森じゃん
・オクラ先輩:想像以上にやばかった
ヤバイのはぬめりではなく,野菜ということで,液体の吸収率が凄まじく,とんでもないまずさになっていた……。
・なめこ:ヌルヌルは問題にならず
確かにヌルヌルしているが,クリームのドロドロの中では威を失う!
・豚肉各種:救援物資
これは最初から救済措置として投下されたもの。その仕事はきちんと果たしていた。
・ベビースターラーメン:多勢に無勢
投下時はおお,いいね!と盛り上がったのだが,蓋をあければほとんど目立たず,空気だった……。
・青カビチーズ:戦犯その2
破壊力ではシュークリームと並ぶ双璧でしょうな。まさにMAP兵器並の破壊力で全食材を汚染していた。
・たこ焼き:攻守をこなす重装歩兵
数もさることながら,その衣がやはり金色の魔水を吸収,多くの人間を苦しめた。非常にタフな姿はまさに重装歩兵と譬えるが相応しい。ちなみに,中のタコはどれだけ汚染されてもタコのままであり,これまた一服の清涼剤として機能。
・ヘッドパーツ・オブ・タイ
これはもともとライトサイド用に買ってきた食材で,「見た目的なインパクト」を狙ってダークサイドに投下したもの。まあ,上の写真を見てちょっと笑ってしまったので,その効果は果たしたと言える。なんかこれがあるだけですごく漫画チックになるよね。ちなみに目の周りなどは非常に栄養豊富で,完全に回復用と思われていたが,ウロコが多くて食べづらいというトラップが……。
というような感じ。
ちなみに,のほほんが持ってきたのは「パイナップル」「ブルーチーズ」「ヘッドパーツ・オブ・タイ」の3品。
そのどれもが物議を醸しまくるいう途方も無い奇跡,「トライパニッシャー・オブ・デス」の称号に相応しい破壊力を示したと言えよう!!!
(ルール全然読んでませんでした。すみません)
初手で引いたクリームパンが本当にマジでキツかった。マジで本当に糞まずかった。
マジで。
味というより匂いが不味い。
闇鍋するときは鼻に空気を通さないことを推奨。
ヒカルはカルパスを選びました。塩味が強く、液体が染み込まないカルパスは頑張ってくれたと思います。
あ、はい。戦犯です。プチシューを選んだ者です。何というか……誠に申し訳ありませんでしたぁっ!
個人的にはもうスープを飲んだ時点で「あっ、これダメだわ」と思ったわけですが、普段食べているものがどれだけ美味しいのかを実感することが出来たという点ではこの企画に感謝です。しかし、なぜみんなそんなに闇鍋がしたかったのか……俺は居酒屋に投票したぞ!!飲み放題があったからな!!