無料でたくさんのバラを観賞しつつ安らぎのひとときを過ごせる若園公園「バラ園」に行ってきた

せっかくの休日を家でまったりと過ごすのも悪くありませんが、5月の初旬はバラがきれいに咲いている季節です。大阪府の茨木市には無料で150品種、約2,300株のバラを見ながらゆったりとした時間を過ごせる「バラ園」があるということで、さっそく行ってきました。

若園公園/茨木市
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/meisyo/wakazono.html

若園公園は近鉄バス「若園公園前」バス停下車徒歩3分の場所にあります。
電車の駅が近くにないため、基本的にバスで訪れたり、自動車で訪れて公園内の駐車場に駐車している人が多いようです。

若園公園内に入っていくと、数々の花に囲まれたモニュメントが目に入りました。

鮮やかなピンク色の花はバレリーナ

ハチが止まっている花もありますが、積極的に襲いかかってくることはないので過剰に怖がる必要はありません。

バレリーナの下には紫・オレンジ・黄色・白などさまざまな色のパンジーが咲いていました。

バラ園は柵に囲まれており、開園時間以外は門も施錠されているので入ることはできません。

開園時間は、5月から8月は午前9時から午後7時、9月から4月は午前9時から午後5時です。

バラ園の案内図はこんな感じ。

バラ園内に入る門にはセコムのステッカーが。施錠されている時に侵入するとセコムに通報されるというわけです。

門から正面を見てみるとこんな感じ。中心に噴水があったり、右奥の方に休憩スペースがあるのが分かります。

雰囲気の良いベンチもあります。

バラ園内の花をババーッと一通り見てみるとこんな感じ。

ここからはそれぞれのバラを見ていきます。門を入って右手に咲いていた薄ピンク色のバラは、フランスで作出された「プリンセス ドゥ モナコ」。このバラは、モナコ公国王妃となったグレース・ケリーに捧げられたバラだそうです。最近の暑さのせいなのか、少ししなびていたのが残念。

こちらは「金閣」。日本で作出されたバラです。派手すぎない控えめな黄色がこれはこれで良い感じの雰囲気。

デンティベス」。こちらはイギリスで作出されました。花びらの形は桜に似ていますが、バラです。

「舞扇」は日本で作出されたバラ。花びらが幾重にも重なっており、優雅な印象です。

ブルグント’81」は1981年にドイツで作出されたバラ。まさに「情熱のバラ」というぐらいに真っ赤なバラです。たくさん恋人にプレゼントすれば、あの人への気持ちも伝わるのではないでしょうか。

モンパルナス」も赤いバラなのですが、うーん……恋人へのプレゼントには少し向かなさそうですね。

キャプリス ドゥ メイアン」は、外側が真っ赤で、中心部がクリーム色のバラ。

タランガ

ブラックティ」は、紅茶のような色ということでこの名が付けられたそう。僕の知ってる紅茶はこんなに赤くない。

つるフラウカールドルシュキ」という変わった名前のバラ。つる状に育たない「フラウカールドルシュキ」と区別するために「つるフラウカールドルシュキ」という名前になっているのですが、日本では通常の「フラウカールドルシュキ」もつる状に育つので、同じものだと捉えられているそうです。

ピエール ドゥ ロンサール」は花びらが中心にギュッと凝縮されていて、他のバラとはまた違った雰囲気。花びらが何枚も重なって丸くなっているので、なんだかシュシュみたいですね。完全に開花すると、外側の花びらがもう少しふわっと開くようです。

ウルメール ムンスター」は花びらのフチが少し黒めで、大人な雰囲気を醸し出しています。

「夢想」は、なんだか幻想的な雰囲気のバラ。花の中心から黄、淡いピンク、鮮やかなピンクとさまざまな色を持っているのが印象的です。

エバーゴールド」はその名の通り金色の花色が特徴。この花だけではあまりインパクトはありませんが、いろいろな色のバラと組み合わせれば良い感じにコーディネートできそう。

王朝」は、花びらのツンツンとした形と派手な色が組み合わさったバラで、かなりインパクトがあるビジュアルです。

真っ白な色が特徴の「アイスバーグ」は、1983年の世界バラ会議で殿堂入りした名花です。

というわけで、ここまで多数のバラを紹介してきましたが、若園公園のバラ園には他にも多数のバラが咲いています。無料で入園料もいらずに完全に「0円」でここまで多数のバラが見られるのはかなりお得感満載なので、気になる方は行ってみてはいかがでしょうか。

若園公園/茨木市
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/meisyo/wakazono.html