2014年度の報道部文化祭のまとめレポート&次年度以降のための大反省会
というわけでまずは看板から。今回の看板は以下のような感じで、メイキング時点から見ているのでその力作っぷりは実感。ただ、ほかのクラスとかの看板がさらにパワフルだったので一考の余地有り。また、その他の聞いた意見としては「報道部の文字が小さいかもかも」とか「下部の部分の文字が隠れてしまうので、一番下まで書くのはちょっとアウトっぽい」というようなもの。来年度の看板を作成する時には、余所に勝てるインパクト、報道部の文字を大きく、そして一番下は隠れるので適度な位置でとどめる、という注意が必要。
次、ムービーの完成度はすばらしいモノで、1日目のオープニングは現役しか見られないので、こういう形でのムービーがあると上映会が単体でできるのではないかレベル。
残念ながら、個人の力量というかスキルにかなり依存しているので、来年度以降も続けられるかは不明。しかし、こういう方向性がありなのだというのを打ち出せたのは大きい。音声を加えるエンコードがうまくできていなったので、そのあたりの最終調整が必要であった。
黒板に描かれていたイラスト
ものすごく文化祭っぽい。
で、1個前の記事でも書いたように、最初の想定と違ってきた点がコレ。こちら側のドアからは来訪者がほとんど来ないという異常な偏り具合。また、こうやってキレイに積んであると、「飾り」みたいになってしまい、誰も手に取らないという有様。「トラブルが起きるぐらいなら何も起きず誰も来ない方がいい」というような消極的な主義でやったわけではないのは見ればわかるので、このあたりは当日というか、1日目の時点で気づいて修正できるように、1時間ごとに交代するのではなく、部長・副部長、あるいはこういう飾り付けを指揮する責任者を1名決めて、1日目の開始から終了まで見張っておくことで「実際にはこういう人の流れになるのではないか?」という予測を立て、さらに2日目の一般公開日には「外部からの来訪者はこう動くのか!」というのを最初の1時間で見極めて、10時頃からレイアウトとかを臨機応変に変更する、という対策が必須だと感じた次第。今回の2014年度文化祭でも、部長・ほかの部員・同窓会メンバーらとともにしげしげと人の流れを観察した結果、「まずい、このままでは惨敗する!誰も来ないというか、入ってこない!ぎゃーす!」ということで、対策をここから施すことになったワケ。
つまり、教室の階段に近い側の入り口から一般の来訪者はずんずんやってくる。なのに、置いてあるのは下記のように「新入生歓迎号」となっている。9月13日(土)に千里高校に来た一般人は「文化祭」に来ているワケなので、こちら側の机に上記写真の「文化祭号」を積む必要があるとわかった次第。また、こちらもキレイにレイアウトしてあるせいで、せっかく来た人が眺めて終わり、実際に手にとって開いて中をシゲシゲ読んでくれる人は皆無だった。ある程度、手にとってもらいやすくしておく必要性があるため、ここもあえて崩すことにした。また、座って読む用なのか「イス」があるが、ほかの食べ物もぐもぐ系の出し物と違い、「なんだこれ?」という感じで入ってくるわけで、「どれ、じっくり読ませてもらおうか、インスマガジンとやらを!(キリッ)」なんて感じで気合いの入った来訪者はいるわけがない。なので、イスも不要。机の天面よりも上にイスの背もたれが出っ張っており、文化祭号を手に取るのに邪魔になって、「壁」になっている。こういう「小石のような躓きの罠」が問題にならないぐらい魅力的であればいいのだが、そんなことがあるわけがない。なので、スムーズに手に取れるようにあらゆる方策をここから先、採用することになった。
これらの「ご自由におもち帰りください」も実際には手に取る人は少なかったが、確実に目を引くのには一役買っていたので、宣伝効果はかなりあり。
実際、これで「なんだろう?」と思って目をとめた人が、そのまま教室の中に入ってくるケースがほとんどであった。
またあとで前年度の報道部文化祭記事を作成するが、隙間までびっしり埋めるべき。なぜかというと、何をやっているのかさっぱりわからないため。余所のクラスの出し物を全てシゲシゲと観察し、人が足を止めているケースと止めていないケースを見た結果、「目を引く」ためのインパクトと、「足を止めて読む」ためのディテール、この相反する2つをかねあわせたものが勝利していた。
整然と並んではいるが、一般の来訪者が求めているのは「猥雑で、雑然とした、お祭りとしての『文化祭』」なので、活気、あるいは「熱量」が必要。
開始から1時間強、みんな興味を多少は持ってくれるものの、中にはさっぱり入ってこないため、ここでレイアウト変更を部長が決断。
バックナンバーが置いてあるのは「さすが!」という感じだが、部屋の一番奥にあるため、入ってきた人でもここまで来るのはハードルが高い。なので、これも前へ移動。
壁新聞は総じて読み応えがあるため、教室の中にさえ入れてしまえば、あとはこの壁新聞の説明をすることで興味が引けるというのがわかった。ただ、このままだと確実にぼろぼろになっていって失われるので、スキャンして保存する必要性アリ。そうでないとせっかく作ったモノが残されず、再活用できず、すべて無駄になってしまい、実にもったいない!
そして肝心の総合案内所も一番奥にあるため、誰もここまで入ってこないという罠。つまり、教室を奥までめいっぱい使うのではなく、廊下からちょっと中をのぞいた際に、一目で興味を引いて、一発で理解でき、そのまま足を気安く踏み入れたくなるような、敷居の低さ、ハードルの低さ、お手軽さ、安心さ、そういうものが必要。なので、とりあえずこれも廊下に近い側へ移動。
残念ながら工夫の余地がなかったのがコレ。誰も見ていないというか、来訪者の手元にパンフレットがあるワケなので、役に立つわけがない。これは企画倒れ、部員の負担を増やしただけであった。1日目の時点での見所とか、そういう格付け・評価がわかるのであればともかく、そういうわけでもないので、これはアウト。
そんなわけでレイアウトを変更
廊下から見た時にすぐ見える場所に。
さらに呼び込みの際の声も「インフォメーションセンターでーす」ではなく、「報道部でーす」「文化祭号読んでいってくださーい」みたいな感じで。「なんか読めるよ、配ってるよ」みたいなのを前面に押し出すことで興味を引くことができた。また、教室の中に入ってくれば、あとは「どうぞどうぞ、開いて読んでください。あと、文化祭号はそのまま無料でお持ち帰りできますので!」みたいにしてムリヤリでもいいから押しつけることに。というのも、例えば3人組みで来ているとして、そのうちのひとりに渡せば、残りの2人も抵抗感がなくなり、持って行ってくれるため。これは人間心理の一種。そういうのをうまく使って、あるいは駆使して、どんどん文化祭号を配っていった次第。
結果、海外からのお客様も大喜び。
段々と地味に人が増えて参りました。
一度人が入り始めると、みんな安心してどんどん入ってくるサイクルに突入。いわゆる「呼び水」みたいなもの。また、同窓会メンバーが一般の来訪者のフリをして中をうろうろして読んだりとか、そういう演出も効果があったことを付け加えておく。
さらに増える増える、文化祭号がみるみるなくなる。
大盛況、満員御礼
また、同窓会メンバーの尽力によって、力業でムリヤリ再生することにもある程度、成功
全体像
なかなかナイスなポップ
で、文化祭号の所も「持って行ってOK!」というのをお知らせするため、部員が急遽、その場で作成。GJ!
こんな感じ
あと、要改善なのがコレ。廊下の真ん中ぐらいまで、余所のクラスのように机を出せるようにしておくべきであった。ここまで見ればわかるように、いかにして廊下の戦いで勝利するか、教室の中へ連れ込むかが重要。なので、来年度は何が何でも、廊下に机を出しまくれるように申請すること。今年度は申請をしていないという不手際のため、これが限界。
プラカードは今年も活躍
そんなわけで、文化祭号は全て頒布でき、なんとかかんとか無事にやり遂げましたとさ!来年度は今回のを教訓にして、もっと積極的な展開ができれば、さらなる躍進も可能なはず!