【関西最強温泉】花山温泉旅行記【無消毒炭酸掛け流し】

という訳で、宝乃湯に続いて、関西最強温泉といわれる花山温泉に行ってきました。

ここの温泉、鉄分濃度の高さも然ることながら重曹、そして炭酸ガスも含まれた非常に濃厚な温泉になっており、遠方からもわざわざ浸かりにくる人もいるという和歌山屈指の温泉であります。


引用元:ああ、いい湯だな!花山温泉薬師の湯 名湯・秘湯・立ち寄り湯300

なんと消毒なしのため塩素が入っておらず、循環なしの完全掛け流しという至れり尽くせりっぷり。更に自噴源泉でもあるということで、正真正銘の温泉を味わえます。
更に源泉26度の温泉と、39度、40度の内湯、そして40度の露天風呂があり、自分に合わせた温度で心行くまで温泉を満喫できます。
また毎分124リットルという途轍もない湧出量を利用して毎日お湯を替えているようなので、開館してすぐぐらいに入るのが望ましいでしょう。

詳しい泉質についてはこちらも参照

まずはアクセスから。場所はココ

結構駅からも至近のバス停からも遠いです。

地図中央部のバス停が一番近い秋月バス停です。
行く場合は、和歌山駅東バス停5番乗り場から、90、91、92、94、96番のいづれかの系統で行けます。(詳細はコチラ

今回は電車で行きました。わかやま電鉄に乗って、和歌山駅から日前宮駅まで乗ります。

南海の電車使ってますね、昔南海線だった頃が偲ばれます。

  

物凄くローカル線感を感じる路線です。これでも1時間に2本はあるようです。

途中の学校にこんなものが。

そして歩いていって・・・。

見えてきました、花山温泉。

これだけ分かりやすければ、車で来ても迷うことはないでしょう。

中庭にはビアガーデンのようなものがあります。

まるで温泉旅館のようで、実際宿泊できるのですが、日帰りで温泉だけでも入れます。

 

完全に温泉旅館に来た気分。これだけでも結構お値打ちですね。

ここの温泉は、地下の炭酸ガスの圧力だけで自噴しているのですが、廊下でその様子が見て取れます。


さて、肝心の泉質です。

ここの温泉は塩分も多く含まれていますが、それ以上にカルシウムや重曹、そして鉄分が豊富に含まれており、浴槽に建設当初の材質が全く確認できないほどに温泉成分が付着しています。
そして、何よりも地下の炭酸ガスの圧力で自噴していることから、天然の炭酸温泉だということが一番の売りになっています。

しかし、実際舐めてみるとそれほど炭酸の味はせず(常温で数日放置したサイダーくらい)、それよりもカルシウム味や鉄味といったような苦味・渋味・えぐ味がまざったような強烈な味わいがします。(苦味などがきつすぎて炭酸味が感知できていない可能性もありますが)
最初に浸かった時には草津温泉のような香りがしましたから、あまり炭酸には期待せず、それ以外の成分を楽しんだ方がいいでしょう。

効用は「冷え性・皮膚病・きりきず」だとか。きりきずには滲みて痛そうですね。
地味にホウ酸が多いところが気になるところ。

ちなみにおいてあるシャンプー・リンスは馬油を使ったもの。ボディソープには馬油以外にも柿渋を使ったものがあり、それに期待して行ってもいいかもしれません。



更になんと、この温泉、飲めます。飲む場合はフロントに確認してから飲みましょう。

味は炭酸の味がほんのりと、それよりもえぐ味が強く、飲めたものではありませんでした。

営業時間は8時~23時まで、毎週木曜日(祝日除く)が定休日です。
料金は17時までが大人1100円、それ以降は850円で利用できます。学生なら400円の割引もあります。
ボディソープ、シャンプー、リンス、ドライヤー完備。
バスタオル・フェイスタオルは持参もしくはレンタル(380円)です。
髭剃り等のアメニティも持参必須です。

くわしくは→ホームページ紹介サイト