梅田からエキスポシティまでの直行バスを使ってみた

梅田駅(大阪駅)からエキスポシティまで行く方法は何通りかある。料金順で並べ替えると
1.JRで茨木まで行き、阪急バスor近鉄バスに乗り換える(約45分/440円)
2.阪急で山田まで行き、大阪モノレールに乗り換える(約40分/470円)
3.阪急で南茨木まで行き、大阪モノレールに乗り換える(約30分/520円)
4.阪急で蛍池まで行き、大阪モノレールに乗り換える(約40分/590円)
5.御堂筋線+北大阪急行で千里中央まで行き、大阪モノレールに乗り換える(約45分/610円)
となる。しかし「子ども連れだから乗換なしで直行したい」「座ったままで行きたい」などと考えたときには、阪急三番街とエキスポシティを結ぶ直行バス一択だ。

ただ、エキスポシティ側はバス停が1カ所に集まっているからわかりやすいのに対して、梅田のバス停は阪急バスのものだけでも点在していてわかりづらい上に、この直行バスの停留所はそのいずれでもないので非常にわかりづらい。

公式サイトでの案内だとこんな感じ。「ユニクロ梅田と梅田オーパのある横断歩道のところを右へ入る」「乗り場はコチラ」……って不案内にもほどがある。この「乗り場はコチラ」という写真は、ユニクロ梅田とは反対側(DDハウスなどがある側)から撮影されているので非常にわかりづらい。さらに、地図で星印がついている位置もウソである。ひどいというレベルではない。

実際の場所を黄色い星で示してみた。「なんで道路の真ん中に?」って感じになってしまっているが、ウソではない。地図がウソだからしょうがない。

現地はこんな感じである。写真は東向きで、阪急三番街の高速バス乗り場の1本道路側である。阪急梅田駅の下をまっすぐ東西に抜けられる歩道があり、高速バスの降り場と、梅田界隈を周回する「うめぐるバス」の乗り場がある。

この「うめぐるバス」の乗り場と同じ場所が、エキスポシティ行きの直行バスの乗り場なのである。まるで高速バスに乗り込むかのような位置に標柱があるが、高速バスの右側にはドアはないので、そちらに乗り込むことはできない。

残念なのはパターンダイヤになっていないことで、梅田発が9時30分・11時15分・13時・14時45分・16時30分・18時15分・20時、万博記念公園駅発が10時30分・12時15分・14時・15時45分・17時30分・19時15分・21時。所要時間は40分で、大人640円、小人320円。乗換なしの代償として、運賃はどのルートよりも高いのである……。

運行機材は普通の路線バス車両。

運賃表での系統番号は2500。停留所0は直行バスの証。

阪急三番街を出たあと梅田駅の東側を抜けてホテル阪急インターナショナルの角を右折、鶴野町北から新御堂筋に入って、千里中央から中環へ、というルートなので、途中、ライバルである北大阪急行とも併走する。そして場合によっては渋滞に巻き込まれて、時間通りに着けないことがあるかもしれない。これはバスの弱点。

万博記念公園駅バス停に到着。

既設の近鉄バスや阪急バスの停留所の後ろにある。

料金面、時間面ではいずれも劣るが、直行便ということにメリットを感じられる人はぜひ利用を。使う人が多くなればダイヤが改善されて、さらに使いやすくなるはずだ。