果肉が真珠のように輝くという「パール柑」なる柑橘類を食べてみた

近所のスーパーの入口がミカン売り場だもんだから、季節の柑橘類が目に入るんで、めずらしいミカンを見ると買ってしまう。無類のミカン好きとかそういうわけではない、ええ決して違うのです。というわけで「パール柑」というのを見つけたので買ってみた。

パール柑は文旦の一種「大橘(おおたちばな)」のことで、熊本産はパール柑、鹿児島など他県産はサワーポメロと呼ばれるらしい。パール柑の由来は、果肉が真珠色にキラキラ輝いていることと、産地が宇土半島・三角町から天草にかかる「天草パールライン」付近であることから名付けられたそうで。

表面は黒いブツブツが出ている。「ツヤッとしていない文旦」という印象。

皮がむっちゃ固かったので、晩白柚の時と同じく、皮にナイフで切れ目を入れる。ナイフはサクッと通るくらいの固さ。晩白柚や文旦に比べると柔らかく、切れ目を入れた後はむきやすい。

むいた状態。外側が思ったより柔らかかったので薄皮までナイフの切れ込みがザックリいってしまった。

薄皮同士のくっつき具合は、晩白柚と同じくらい固い。むいている途中に心が折れかける固さ。身離れは異様にいいので、薄皮から身がぽろぽろ落ちる……。

んで、身の外側というか底の薄皮が取れない。くやしい。

言われてみればパールのような輝き、かもしれない。味はグレープフルーツっぽい苦味&酸味で、甘みは控えめサッパリ系。文旦よりもグレープフルーツ寄りな感じ。薄皮同士がむきやすければ文句なし。