プロ野球の選手が腕につけている緑色のリストバンドの正体

日本シリーズですねー!勝っても負けても、阪神百貨店のセールが楽しみな琥珀です。
試合を見ていると、プロ野球の選手や球審が時々、緑色のリストバンドを腕につけているのですが、その正体は何なのかということでちょっと調べてみました。

現在開催中のプロ野球日本シリーズの試合で、リストバンドをつけている選手がいます。
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(デイリースポーツ)

両チームの選手に加えて、球審もリストバンドをつけています。
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(時事通信社)

「プロ野球 リストバンド 緑」というフレーズで検索すると、下記のページが検索上位に出てきました。
NPB Green Baseball Project
http://www.npb.or.jp/gbp/

2008年の最古記事に、下記のようなお知らせが掲載されていました。

日本野球機構と12球団はチーム・マイナス6%(環境省)と協力し「NPB2008 Green Baseball Project」と称した地球温暖化防止活動を、年間通じて行うことといたしました。
京都議定書で定められた具体的活動が始まる今年、プロ野球界は一致団結し、まずは、「今自分たちが出来る温暖化防止アクション」を率先して実施して行きたいと考えております。

目的
地球温暖化問題は、次世代の子どもたちに、今と変わらぬ生活環境を残せるかどうか?を問われている問題で、プロ野球界も一致団結して「アクション」を起こさなければならない問題だと考えます。
プロ野球の試合を開催するということは、選手や観客の移動、照明等の電力消費、飲食などのゴミ処理などにエネルギーを使用するため、温暖化の原因となるCO2を多く排出しています。
日本を代表するスポーツの責任として、まずは 『野球の力で温暖化ストップ!』 を合言葉に、球界が温暖化防止アクションを取ることで、ファンへの「啓発」さらには、球団・選手・ファンが一体となった温暖化防止アクションへと発展して行くことを目的とします。

選手が装着しているグリーンリストバンドは、地球温暖化防止活動の一環だったわけですね。
リストバンドを着用するかどうかは選手の任意で、開幕戦やセ・パ交流戦、オールスター、クライマックスシリーズ、日本シリーズなどで着用予定とのこと。選手全員が毎日つけているわけではないんですね。

その他にも、
・試合時間マイナス6%
・グリーン電力でのナイトゲーム実施
・12球団環境宣言
・12球団別活動内容
プロ野球の森
などなど、いろんな活動が2008年以降毎年行われているようです。

リストバンドのデザインは毎年変更されているようで、2015年のデザインは以下のもの。
2015

2014年のデザインはこんな感じ。プロ野球80周年を記念したデザインだそうです。
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2013年
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2012年
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2011年
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2010年
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2009年
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2008年
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なお、グリーンリストバンドは、NPBオフィシャルオンラインショップや、主な試合開催球場で購入することができ、売上の一部がプロ野球の森の植樹活動に使われるようです。
売っているのは知らなかったので今度甲子園に行った時にショップを見てみよう……。